安物買いの銭失い

新婚当時に購入して以来ずっと活躍してくれていた東芝製二槽式洗濯機に故障が発生。愛着はあったものの、流石に22年も前の製品では修理も望めないだろうから泣く泣く買い換えることにした。と、同時に5月に再販されるアルカディア YF-19の予約もキャンセルすることに…orz

YF-19購入計画は犠牲になったのだ… orz

せっかくだからこの機会に一槽式に買い換えてヨメの手荒れの軽減と彼女の自由時間の確保を…と考えたのだけど、彼女が「水道代が倍になる」と言って聞かないので、やむなく再び二槽式を選択。
モノはハイアールのJW-W55E-W。中国企業製なんぞ怪しいのはわかっているのだけど、元は三洋の製品を製造していた同社が国内企業の白物家電部門が青色吐息になった原因だと聞いてたので、これはその事実を確認するいいチャンスだと思ったんだ。

ハイアール(Haier) 洗濯機 JW-W55E-W ホワイト

ハイアール(Haier) 洗濯機 JW-W55E-W ホワイト

「一番気に入ってるのは…」
「何です?」
「値段だ」

しかして、本日届いたモノを触ってみると期待を裏切らない安っぽさ。フタや取っ手の断面は成型されたままで角は尖ったまま。水のコントロールは蛇口を回して行うというまるで40年前のような代物。まあその辺りは実際安いから割り切れるのだけど、いざ使い始めてみると30分も経たないうちに脱水槽の押さえ蓋が飛び出して内蓋の留め具やヒンジ軸が吹き飛んで破損するという事件が発生w


期待を…裏切らないねえ…

ちなみに東芝製でも脱水槽の押さえ蓋が飛び出すことはあったのだけど、あちらは20年間破損せず。
調べてみると、東芝製の内蓋は留め具のロックが弱い上にヒンジの軸が短く、かつ素材が柔らかだった為、押さえ蓋が飛び出そうになると積極的に飛び出させて破損を防いでいた模様。



軸が短くて汚い方wが東芝製。これだけ短ければ摩擦少なくて反応速いよね

押さえ蓋も、ハイアールに比べて東芝製の方が軽く柔らかく作られており、飛び出づらく、万が一飛び出てヒトに当たっても怪我をしないように配慮しているように見えた。なるほど…こういう所に日本企業と中国企業の差が出るのだな、と再確認。最近「日本ブランドにこだわるなんてバカのすることだ」みたいなことを言う輩がいるケド、未だに厳然としてこういう差は存在するんですな。


それにしてもこの品質は酷い。日本企業にはブランドイメージがあるからこんなものは売れないんじゃないかな。
先にも書いた通り、日本企業の白物家電はハイアールに負けて〜と言われるケド、そもそもこんなモノが売れる市場は日本企業が狙うべきものではないように思える。日本企業は価格競争ではなく、質のいい製品を買った方が後々幸せになれますよ、みたいな啓蒙広告をうつべきだったんじゃなかろうか。

何にしても、久しぶりに「安物買いの銭失い」を実感した一日でした。


追伸
内蓋は取り寄せで一枚200円とのことでしたので念の為3枚ほど注文しました。

HITACHI 青空 自動2槽式洗濯機 パインベージュ PA-T45K5-CP

HITACHI 青空 自動2槽式洗濯機 パインベージュ PA-T45K5-CP

素直にこの辺り買ってやれば良かったのかしら