PS3がなかなか出荷されない理由

PS3出荷台数を律速する青色レーザー、「問題解決は簡単ではない」と中村氏
http://www.eetimes.jp/contents/200611/12913_1_20061120185726.cfm

 中村氏は、「歩留まり率を改善する究極的な策は、バルクのGaN単結晶基板を開発することだ」と指摘する。現在、同氏の研究グループなどが、この基板実現に向けた研究を進めている。「こうした『真』の基板が開発されない限り、現在の『擬似的な』基板を使わざるを得ない。従って、歩留まり率を高めることは困難だ」(同氏)。

 同氏によると、CDプレーヤやDVDプレーヤに使われている赤色半導体レーザーでも、かつては現在の青色レーザーと同様の製造上の問題に直面した時期があったという。当時は、量産規模を拡大することで乗り切った。「しかし、赤色レーザーのときの状況と今回の状況は根本的に異なる。赤色レーザーのときは、すでに適切な基板が存在していた。技術的なバックグラウンドを持たない企業の経営者たちは、状況は同じだと考えて、技術者たちに開発を進めることを要求するだろう。しかし、状況はまったく違う。青色レーザーにとって理想的な基板は、まだみつかっていないのだ」(同氏)。

第一人者の中村修二氏が「本当の意味で青色レーザーの量産に成功した技術者は、まだ1人も存在しない」と仰ってます。


・・・あー、「枯れた技術の水平思考」どころか、「未完成技術の垂直離陸」だったわけね。
そりゃ台数出てこないわ。