ディベロッパーの宿命

Parallels、S・ジョブズ氏の基調講演でホッと一息--WWDC 2007で

サンフランシスコ発--AppleWorldwide Developers ConferenceWWDC)におけるJobs氏の基調講演に集まった聴衆の多くは、「Leopard」の新機能のすべてについて聴きたいと思っていただろうが、Benjamin Rudolph氏が関心を寄せていたのは1点だけだった。

結局、Jobs氏は、Boot Campに対して新しいことは発表せず、Boot Campの正式版はAppleが実施中のテストと全く同様に動作すると述べた。つまりユーザーは、「Windows」または「Mac OS」のいずれでもブート可能であるが、両方のOSの同時稼働はサポートされていない。Jobs氏は、それを実現するには、WindowsMacのソフトウェアの同時稼働を可能とする仮想化技術を用いたParallelsなどのソフトウェアが必要であると述べた。

Jobs氏は、「そのような他社のソフトウェアはすばらしいと思うし、可能な限り支援したいと思う」と述べた。
基調講演に集まった聴衆であふれかえった会場に座っていたRudolph氏は、ほっと大きく肩をなでおろした。

まあ、これはある意味革新的なソフトを開発してるディベロッパーの宿命だよね。
OS開発会社がいつ自分達の作っているソフトの機能を取り込んでしまうのか。それにビクビクしなくてはならない。


かつてはそれがオフィスソフトであり、Webブラウザであり、メーラであり、グラフィックソフトだった。そのお鉢がいつ彼らのところに回ってくるか・・・はJobsのみぞ知るw