違うよ、ぜんぜん違うよ

「一強」時代の終わりから学んだこと
まずは、ニンテンドウ64時代について。
メディアに大容量のCD-ROMを採用したプレイステーションに対し、任天堂はカセットを採用しました。容量の大きさよりも読み込みの速度を重視して、ゲームのテンポが損なわれることを避けようとしたのです。その判断自体はけっして間違っていなかったのですが、64ビットCPU搭載のニンテンドウ64 は、ソフト開発に相当な技術力を要したうえに、『ドラクエ』『FF』などの大人気シリーズがプレイステーションに移籍するなど、多くのユーザーやソフトメーカーが任天堂ハードから離れてしまう結果となりました。
<この時代に任天堂が学んだこと>
■CPUの性能ばかりを高くしても、使いこなせなければ意味がない。
■ゲーム開発者にやさしい環境を作らないと、よいソフトも生まれない。

違うよ、ぜんぜん違うよ。この時の失敗はこれです。
今まで売れてるから、ほっといても客はついてくると思った。
今まで売れてるから、少々開発が難しくてもデベロッパはゲームを作ると思った。
今まで売れてるから、今回も成功すると思った。
→でも、そうはならなかった。


<この時代に任天堂が学んだこと>はつまり、
■慢心してはイカ
ということですよ。
いやまあ、Rumbusなんて採用しちゃったからランダムアクセス遅い(シーケンシャルだけ速い)、かつ容量不足でその辺りのチューニングで苦労しまくったってのもあるけど。


・・・なんか最近も猛烈な勢いで同じことやらかしたトコあったね。