水戸・死街譚

娘たちが、GW最終日にちょっと覗いた水戸のイオンタウンに行きたいという。イオンタウンなんぞどこにでもあるだろうに、水戸のそれの雰囲気が気に入ったらしくて、連れて行ってくれないなら長女のクルマで行く、とまで言い出す始末。運転に不慣れな長女のクルマで出かけて三姉妹全滅などされてしまっては堪らない。止む無く朝早くから水戸へ出かけることになった。
家族をイオンタウンに降ろした後はブラブラと水戸市内をドライブ。話に聞いていたが「過疎化」が酷い。かつては街中を歩く時はヒトを避けつつ歩いたものだけど、今は歩いているヒトがまず居ない。オマケにメインの通りが完全にシャッター街になってて、もはや開いている建物を数えた方が早いことになってる。一体何がどうしたと言うんだろう…


水戸に残る最古の模型店。品揃えは堅実。流石30年以上続くだけのことはある。ご主人、お身体にはお気をつけください

かつて通っていた専門学校の建物。学校そのものは私立で、一昔前になくなっている

大体昔通っていた店は皆無くなっていたのだけど、南口にある書店*1や中古ゲーム屋さんが残っていたのはちょっと嬉しかった。


定休日でした。ここでよくメガドライブの中古ゲームとか買ったっけ

最後は家人と共に茨城近代美術館へ。…しかしやはり絵というモノはわからない、という思いを新たにするだけだった。どうしても「これならpixivとかにある絵の方が良くない?」とか感じてしまうんだよね。40でこれなんだから、こりゃもう一生理解できないな、と覚悟しました。


千波湖から市街を望む。綺麗だけれど、ここは死街だ。どこから来て、どこへ行く*2

ひたすら思い出を追いかけて、それが廃れているのを確認するだけの休日だった。水戸の行政は何をやってるんだろう。

*1:写真忘れた

*2:多分「D-死街譚」