生きねば

昔、お世話になった会社の先輩の七回忌のお礼が贈られてきた。
手紙に目を通し、ご両親のお気持ちを慮る。うん、私も自分の子供が同じようなことになったら同じことを思うだろう。

忘れるわけがない。今でも彼の声と姿は脳裏で再生可能だ。楽しい日々だった。きっと一生忘れることはあるまい。

ここ数週間色々と思うことがあって、少し落ち込んでいたがお陰で吹っ切れた。彼が求め、失ってしまった生が私にはまだ与えられている。こんなことで歩みを止めているのは彼に対して失礼だ。やれることはまだある。ないのならば自分で作ればいい。

「生きねば」。
先日見た映画のコピーだが、いい言葉だ。