そんなにGoogleが憎いのか。そんなにMicrosoftが好きなのか。
ここ数日のChromeOSに関するエントリが面白いことになっている。
とりあえずここではこれをお薦め。
他には探すと、「GoogleはMicrosoftを殺す気でいる」とかそういう面白いエントリもあったりする。
でも、ちょっと待った、落ち着け。
現状わかっているChromeOSとはこういうモノだ。
要約すると、ChromeOSとは、Chromeを動かす為だけに存在するモノであり*2、想像されるに、オンプレミスな形態で使用されることは想定していない。つまりこの時点で、既にChromeOSはMacやLinux、Windowsのようなオンプレミス・アプリケーションローダー、あるいは開発基盤とは競合していない。
ChromeOSが求める市場とは、まさしく「Webを見る」ことを主目的とする人達の居るところだ。*3つまりそれはネットブックであり、WebとメールにしかPCを使っていない人達であり*4・・・あるいは、頑張れば「端末」として動いているWindowsのリプレースも含められるかも知れない。
だがそれ以上は心配すること&期待すること自体無駄。勝ち負けとか殺すとか意味なし。いや、大体にしてどう考えたらそういうことになるのかちっとも理解できない。
現状、オフィスやクリエイティブ用途で使われているアプリケーションがHTMLアプリ化でもしない限りそういうことは起こりえない筈で、それらは大抵相応のマシンスペックを必要とし、また、成果物をローカルに置いておかなければならないことを考えると、まずはあり得ない。*5
故に、繰り返しになるが、ChromeOSはオンプレミス・アプリケーションローダーとは競合しない。従って、勝つことも負けることない。将来、HTMLアプリで実現可能な範囲が広がればまた事情は変わってくるかも知れないが、それはまだ考えることではない。
てなわけで、最初の言葉に戻る。
落ち着け。そして、新ジャンルOSの誕生を理解し歓迎せよ。
ChromeOSは(多分)、ネット端末としてのPCの低価格化とデジタルデバイドの解消を促進する。
つまり・・・我々の仕事が増えるw*6
まあ私の所ではリビングに置いてあるiMacのリプレースにはなるかなー、という程度ですけどね。
【追記】
してみると、Chromeはこの為に1タブ1プロセスになってたのかも知れませんね。ことによるとSnowLeopardのSafariのようにFlashなんかも別プロセスになるのかも。
※後日推敲して修正するかも