猫を拾った

いつもの散歩道の帰り、風の中に「にゃーにゃー」と言う声が混じってきた。嫌な予感がしたので声のする辺りに歩を進めてみるが、いくら近づいても姿が見えない。
もしかして簡単には見つからないほど小さいのか?と考えて注意深く探してみると、案の定そこには乳離れもしてない小猫が一匹。しばらく周囲を探してみたり様子を見たりしてみたが、兄弟も居ず、また親猫の姿もない。手の中にすっぽりと入ってしまうこのサイズでは、今夜を過ごせても明日にはヘビかカラスのお腹の中になってしまうのは明白なので保護してきた。

それにしても…私の散歩道は同じところを往復するのだけど、往路では鳴き声は聞こえてなかった。と言うことは、戻ってくるまでの10数分の間に捨てられたことになる。なんという運命の巡り合わせ…。
今は箱の中で、お湯を入れたペットボトルに抱きついてチュクチュクやっているのだけど、これは本来母親の腹にすることだと考えると実に切ない…。

このサイズからの動物は育てたことないのだけど、とりあえず頑張ってみる、っつーかなんかヨメと娘達が甲斐甲斐しく世話をしてるのでなんとかなりそう。