日経って・・・

大人が増えれば、ゲームビジネスの条件も変わる
「面白いかどうか」はもはや最優先事項ではない
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20061026/112490/

これ読んで呆れたこと。

ゲームファンの中には、ゲームにたっぷりと時間を取れない人が、かなりの割合を占めるようになってきました。このため、ユーザーの判断基準は変化しつつある。どんなに面白いゲームがあったとしても、それが10時間プレイしないと楽しめないようなゲームであれば、「面白そうだけど、オレには遊ぶ時間がないからなぁ…」と二の足を踏まれるようになっているのです。そんな心境になった経験は、皆さんにもあるのではないでしょうか?

だからグラフィックが優れていて、腰を据えてじっくり遊ぶと抜群に面白いゲームは、かつてほどの売り上げを稼げなくなってきました。代わりに、大人世代に向けた、どこででもちょっとだけ遊べるソフトをズラリとそろえた、ニンテンドーDSがヒットしているのです。

これはその通り。だから書いているとおり、ちょっとづつ遊べるゲームが大ヒットした。それは大人だけでなく、塾通いで時間の少ない子供達もある程度巻き込んでいるはず。

だからこそ、大作が目立つ据え置きゲーム機から離れてしまったユーザーが、携帯ゲーム機の普及を機に、ゲームファンに回帰してきたのですね。

かくしてニンテンドーDSは爆発的な人気になりました。

そして、その陰に隠れて不調に思えているプレイステーション・ポータブルPSP)ですら、わずか2年でゲームキューブの累計販売台数を抜こうかという勢いで普及しています。ゲームビジネスの本流を知りたいのなら、こちらをチェックする必要があるのです。

なんでやねん。なんで据え置き機のGCと比べるんだよ。
PSPは高価で、ディスクメディアを採用したことによってロード時間が長く、大きくて携帯に向かない。だからNDSに負けた機械。チェックする価値なんてどこにもない。

たとえばPSP専用GPSレシーバーが発売されます。これと連動した地図ソフト「MAPLUS ポータブルナビ」(販売元:エディア/12月発売予定)も登場。ほかにもカメラを装着して画像加工を楽しむ「ちょっとショット」(販売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント/11月2日発売)、500万個の星データを収録した簡易プラネタリウムソフト「プラネタリウムクリエイター大平貴之監修 ホームスター ポータブル」(セガ/10月19日発売)など、大人が持ち運べるデジタル・エンタテインメント機にふさわしいタイトルがそろってきました。遅ればせながら、ようやく静かな逆襲をスタートできるかもしれません。

いらん周辺機器出すのはゲーム機以外としての活用を見いだそうとしている負けハードの常套手段ですが。
大体にしてNDSがヒットしたのは「面白かった」からです。
「脳を鍛える」シリーズとて、一見ゲームに見えないけれども、あれには四則演算のタイムアタックという面白さがあったから受けた。
ゲーム機のヒットに必要なのはあくまでもゲーム。ゲーム以外では、決して、ない。

傑作はこちら。

その結果、多くのユーザーたちが、「面白いかどうか」という基準で両マシンについて語った言葉がネット上に溢れると思われます。

しかし、それらの感想の洪水に惑わされてはいけません。ゲームビジネス的な視点からチェックすべきことは、「ゲームを気軽に楽しめる環境を用意してくれそうかどうか?」という一点に絞っていい。これらの感想の中から、「気軽に楽しめた」「10分だけだったけど面白かった」などの言葉が溢れたゲーム機が勝者になるのでは? 

笑止千万。ゲームの本道は面白いかどうか。NDSもヒットしたのは、面白い、ちょっとづつ遊べるゲームが出てきたから。
まったくわかってない。と言うか、このライターは先に言ってる事を自分で否定している。

「ゲームを気軽に楽しめる環境を用意してくれそうかどうか?」

・・・環境を安価に提供してくれるのはNDS/Wii、取っ付き易さもNDS/Wii重厚長大なグラフィックで攻めるのはPS3。完全にミスリードしてますな、この人は。