ネットブック考

今更ながら、ネットブックを一台買ってみた。Lenovo S10-2ヤフオクにて新品25000円也。選んだ、というよりは安いから買った、という買い物。最近はこれで通勤中にコード見たり書いたりしている。


IntelとかWindowsのシールはダサいので直ぐに剥がした。本当は白が良かったのだけど…

使い始めて気づいたこと/感想をいくつか。

  • このサイズのキーボードだと、アイソレーションでないと打ちミスが頻発してイライラする*1
  • 天板の模様が気持ち悪い。最近の流行だそうだけど…本当か?
  • はみ出したバッテリは抱える時にはいい掴み所になる。6セルのお陰で稼働時間も長い。また、デスクに置いた時にもいい塩梅の角度を付けてくれるし、恐らくは冷却にもいいのだろう
  • 下面が無塗装の黒。黒なのは安っぽいので頂けないが、無塗装なのはどこに置くときも傷つくことを心配しなくて済むので好印象
  • 1000 x 600という解像度は我慢できなくもないが、やはり狭い
  • 速度はテキストベースの作業をするには必要十分

以上から、個人的に理想的なネットブックとはこんな物だと考えた。

  • 外装は無塗装。成形色そのまま。これならば傷に気がねすることなく持ち歩ける。
  • 考えてみれば今のノートPCのスタイルの祖であるPowerBookはすべて無塗装、成形色そのままだった。今ならばもっと華やかできれいな成形色が出せるはず



画像出展元

これが基本。買い替えることがあればこの視点で該当するマシンを探してみようと思う。
特に無塗装というのが大事だと思っていて、傷の他にもこの方がコスト的には安くなる(と思う)し、何より現在の価格以上に見せようと施されている過剰な装飾はかえって貧乏臭くてダサいと感じている。*2

それから、今のネットブックに必要なのは独自性ではないか、とも思う。今のネットブック…特に来年1月からのネットブックはCPUも横並びになって、ますます仕様が画一化されていく。私達はかつて、そんなマシン群を見たことがある。
そう、MSXだw
MSXはCPU、VDP*3、搭載言語(OSなんてモノはない!)も一緒の統一規格だった*4。ある意味、まだメモリ容量が変えられただけネットブックより自由度が高いw
では、そこでメーカーはどうやって差別化を図ったか。
価格、デザイン*5、その他には?…そのハード固有の便利なデバイスを追加していたのだ。
ライトペン、ビデオデジタイズ機能、手書きタブレット、プリンタ*6、BASICコンパイラ、スピードコントローラ、連射機能、内蔵ジョイスティック*7
…後半はゲームに特化していたことが良くわかるラインナップだけど、こういったデバイスを付けて独自性を出すのはアリだと思う。もっとも、それで価格がやたら高騰したら無意味なのだけれど。

そういう意味ではシャープのメビウス*8とか富士通の新しいの*9には頑張って欲しいのだけど…さてさて。

*1:わかってたけど。実はガマンできなくてVAIO W買おうとしたのだけど財布の事情で断念

*2:そんなとこトコにコストかけなくてもいいデザインはできるハズ

*3:GPUみたいなもの

*4:どうも、この似ている辺りが私がネットブック好きな理由らしい

*5:四角四面なの止めようよ

*6:内蔵していたのだ!

*7:カーソルキーがジョイパッドの方向キーのスタイル

*8:高いしデザインはダサいケド

*9:トラックパッドはくぼみの位置辺りまで拡大して、くぼみはその隣にしてもいいと思う