「涼宮ハルヒの憤慨」読了

これにて「涼宮ハルヒの(二文字熟語)」の全既刊読了。通勤の間に読むだけでも流石に三週間もかかってしまった。
簡単な感想を述べると、面白いのは「憂鬱」「消失」「憤慨」といったところ。逆に「ちょっと・・・」だったのは「陰謀」。あとがきに作者が書いている通り中身を書いてからタイトルをつけてるせいか、タイトルに直接関係のない、露骨な今後への伏線張りばかりで読んでてイマイチダルかった。シリーズで唯一読むのが停滞したのがコレ。
ただ、「憤慨」では機関誌作りのエピソードでちょいと昔を思い出してしみじみできたのがめっけものだった。
実言うと私、その昔はゲームサークルを主催して機関誌を発行したり、とある方々のプリンセスクラウン本「PRINCESS CARNIVAL」(210P。自立するぞ)に寄稿したりしたのである。
「憤慨」の中で描かれる、本ができあがっていく過程、それは10年近く、あるいはそれ以前の私が味わった、あのなんとも言えない充実感を追体験させてくれた。
うん、楽しかったなあ、アレ。