あるある

ネト元:Something Orange
オタク疲れを感じませんか?

ipodに数千曲の楽曲を詰め込んで日がな一日聴きつづける少女は、とぼしい小遣いをためて買ったレコードに、わくわくと針を落とす少年のときめきを知らないだろう。

放送後30分でニコニコにアップされるアニメを流し見る少年は、放課後にかけ足で帰宅して放映の瞬間を待つ少女のよろこびを感じないことだろう。

得るものがあれば、失うものがある。文化が豊かになり、たくさんの機会が保障されればされるほど、一期一会の奇跡に対する感動は薄らいでいく。

わかるわかる。感動もなければ新鮮味もない。
そして経済的に豊かになった今では、一本のゲームを買った時の喜びも薄い。
ただ、やっぱりそれは個人の感覚の問題でしかないんだ。
現に未だゲーム飢餓状態にあるムスメ達にとって新しいゲームというのはいつまでも光り輝く宝物のようだし(彼女達は私のゲームコレクションに興味を持たない!)。


あの昔のように一本のゲーム、一冊のマンガ、一枚のCDに一喜一憂できたら、どんなに素晴らしいことだろう。どんなに充実したオタク生活ができるだろう。
それを取り戻すには、やはり一時的にそれらを絶つしかないのだろうか。いや、しかしそれをやると禁断症状がおきそうな気もするし。