オカネって大切なんです

オカネって大切なんです。
これがないとご飯が食べられないんです。もしかしたら知らなかったかも知れませんが、開発者もあなた方と同じ人間なのです。食べないと死んでしまうんです。仙人のように霞(かすみ)でも食べて生きられればいいのですが、生憎と私を含め大抵のヒトは仙丹なんて持ってないのでそれはまず無理な話なのです。
そして企業とは、オカネが入らないとそのプロダクトは続けていけないんです。
基本的に自由経済社会において企業は無償奉仕をするものではなく、利益を追求し、それが沢山集まったら初めて少しずつ社会に還元していく*1、そういう組織なんです。

本当だったら、アプリ会社はアプリを売って、それでやっていければいいのですが、生憎と時代がそれを許してくれません。スマートフォンアプリのメジャーな買い切り価格なんて正直にやったらとりあえず開発の原資は回収できても、継続した開発はできません。ad○beのPh○t○sh○pにみたいにバージョンアップする度にオカネ出して頂けますか?頂けませんよね?であれば継続開発した分は赤字になるだけなのです。
それに経験上、買い切りを作ったところで買って下さる方は本当にほんの一部です。すご〜く一杯売れればまた話は別なのですが、残念なことにそんなことになるのは極稀です。

そこで、継続的に収入が入る月額制とか、広告と言うのは実に助かるものなんですね。
特に広告、これは素晴らしい。なんと言ってもユーザ自身が興味を持ったモノが表示された時にクリックしてくれるだけで、「ユーザの負担無しに」オカネが貰える。食べていける。そのプロダクトの開発を続けていける。ユーザは次々に便利にバージョンアップされていくアプリを使うことができる。広告主はアピールできる。広告業者は収入が入る。経済が回ってWin-Win。まあ代償として50ピクセルの高さの領域が犠牲になりますが、先のメリットからすればご勘弁願いたいところです。

しかしそれでもやはり画面は広く使いたい、という方の為に月額制とかがあるわけです。まあ例えば105円とか。缶ジュース1本より安い。ちょっと前のケータイアプリの月額料金とか考えると格安です。それだけのご負担をして頂ければ、私達は頑張っていけるわけです。

…とまあ、少しは開発者も人間だってことを理解して欲しいよ、とか思うことしきりのここ数日であります。まあ想定内ではあったのだけど、それにしてもほどがある。
開発者は、奴隷じゃない。
無論、趣味で作ってるヒトもいるけれど、そのヒトはまた別の仕事があるからこそやっていけるわけです。アプリを作って収益を上げることが許容されないのであれば、将来的にはこの仕事に就きたくなるヒトが居なくなってしまうのではないか、と、とあるアプリをdisる人達のツイートを見て思った次第であります。

まあ、ちょっとの画面の端と、お時間を下さい。これからガンガンいいモノに仕上げていきますから、さ。

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「霞」って名前のお酒はあるのね…

*1:好調になれば雇用を創出する、というスタイルからも社会に貢献できますね