ドナルド・キーン氏曰く

日本人は古来から日記好きなのだそうです。平安の世は勿論、戦時中も然り*1。戦時中の話はちょっと面白くて、アメリカ軍では日記は敵への情報漏洩に繋がることから禁止されていたのに、帝国軍ではむしろ日記帳を配っていたとか(キーン氏は戦時中それの調査をしていたそうな)。
まあそれはともかく、ちょっとTwitter の規約変更騒ぎで疲れてきたので日記としてのはてダを復活させようと思います。

そんなわけで今日。
毎年、この季節が楽しみで仕方がない。何故ならば食い物が旨いからだ。…そんな当たり前のことを当たり前に感じられる様になったのは数年前、少々長いお休みを頂いていてから。あの時は何かと思うままにならない自分を追い詰めて〜って、その話はどうでもいい。
当時、身動きが取れるようになってから良く通っていたのが小貝川沿いの堤防通りだった。川と田と筑波山と、空間の広がりと心地良い風を一度に感じることができるので一番のお気に入りだった。


成田行きの飛行機は皆ここまで南下した後、東へ90度回答する

特に、ある稲刈りの日などは最高だった。秋の青い空に、金色の稲穂の海に所々落ちる雲の影…まるで絵画のようなシチュエーション。私がそれまでビルの中でPCを相手に過ごしてきた時間の間にも、こんな素晴らしい光景が流れていたのか、ということが衝撃的ですらあった。

それから毎年の様に、同じ光景を求めて通うのだが、生憎とその望みは叶っていない。それは今年もだ。


この光景を見る度「メシというモノはカネさえ払えば無限に出てくる」という錯覚をしていることに気づいて愕然とする
お金だけじゃないのだ

まあそれでも私はこの場所に通う。

何か行き詰まりを感じた時。
閉塞感に苛まれている時。
ヨメとケンカをした時w

ここで風に洗われてから、家に帰る。

自分の身の回りがどんなに酷い時でも、ここではいつもいい風が吹き、素晴らしい光景が現れているのかも知れないと、それを希望にして。


さあ、明日からの仕事に備えようか。


今日は涼しくていい風がずっと吹いていた

謎の欲しい物リストへのリンク*2

*1:今はblogだね

*2:どんどん買ってくれていいのよ?w