【一部訂正】「週刊 陸上自衛隊10式戦車をつくる」を買ってみた

好きなんですよ、10式戦車。新しいだけあって現行戦車の中では一番格好いいと思ってます。そんなわけで、アシェト*1のデカい1/16の10式戦車が手に入るというこのシリーズには期待してました。

但し、創刊号は299円なものの、残り99冊は1799円。更に途中で何回か発行されるバインダーは一冊990円、オマケにこのキットは完成後各部を動かすことができるのですが、そのコントローラがまた別売ときたものです。…うん、2年間で軽く18万は飛んで行くことになりますね…。マジメに考えたら、これはタミヤの1/35キットかフジミの1/72キットを作った方がよほど安上がりです。どっちも積んでますし*2。もっと言うとディアゴスティーニ自衛隊モデルのバックナンバーでもいいし、同じ1/16ならタミヤにだってあります。

……うん、バカじゃないかな、これ選んでる私。
でも、以前からこういうマガジンキットには興味があったんですよ。毎週少しずつ組み立てて行く、ってなんかロマンがありませんかないですかそうですか。でも私にはあったんです。まあこの手のヤツは途中から店頭で手に入らなくなるモノなので定期購読契約したのですが、この場合届くのは毎回一ヶ月分まとめてということになるので毎週少しずつ、というのはできないんですけどね*3

……た、ただ、それでも塗装不要で*4、ダイキャスト製の*5のビッグモデル、しかもコントローラで砲塔もカメラも回せる、砲身は上下して発射音とともにリコイルする、カメラから見えるモノがコントローラのモニタに映る、エンジン音、機銃音が再生される、ライトが点灯する、車体が前後左右に傾ける、信地旋回できる! これはなかなかのバリューだと思いませんか。
まあ自走しないんですけどね。
はい。模型なので走りません。転輪も履帯も動くようにはなってるので、宣伝ムービーにある専用の台座の上ならば走ってる様に見えるようにすることはできます*6。でも走らないんです。
好意的に考えるならば、
どうも添付のムービーを見ると、走る仕組みは実装されてるみたいなんです。起動輪による履帯回転。これはできる。なので信地旋回はできる。但し、ほぼすべてダイキャスト製のこの模型は相当な重量になるわけで、そうなると下手なモーターではトルクが足りなくて動かないわけでそら自走できないよな、と思えるのですが「18万も出して走れないのかよ!」 と言われるとぐうの音も出ません。


……待て待て落ち着け、18万という値段は模型だけの値段じゃない、そもそもこれは冊子なのであって本体は冊子の方なのだ。1760円のうちきっと760円くらいは冊子分なのだ。高いケド。

ま、まあ、私はこの冊子のお陰で10式戦車の砲身先端の箱の正体がわかりましたし、今回はそれだけでも299円の価値はあったと思います。今はとりあえず今後その冊子に760〜1000円分の価値ある情報が掲載されていることを祈るだけですね。


そんなわけでとりあえず早速今回の号のパーツを組み立ててみました。


どこのご家庭にもある一般的な1/144ガンプラとの比較

うむ。装甲と砲身はリコイル機能の為に稼働する根本部分を覗いて全てダイキャスト製。その根本部分と先端の謎の箱はプラスチック、カバーはシリコンです。組み立ててみるとみるみる重く、大きくなってきて変な笑みがこぼれますね。これは素晴らしい。次号はこれを取り付ける上面装甲だそうですので、なかなか楽しみです。

…とはいえわかってたけどデカいなこれ。完成後置き場ないぞ。それに18万か…最近冷蔵庫とか洗濯機とかガスコンロとか寿命で買い替えないといけない感じになってるんだよな…どうしようかな…定期購読契約特典のDVDと銘板貰ったら解約しようかな…ううむ…

週刊陸上自衛隊10式戦車をつくる (1) 2015年 5/27 号 [雑誌]

週刊陸上自衛隊10式戦車をつくる (1) 2015年 5/27 号 [雑誌]

週刊陸上自衛隊10式戦車をつくる (2) 2015年 6/3 号 [雑誌]

週刊陸上自衛隊10式戦車をつくる (2) 2015年 6/3 号 [雑誌]

週刊陸上自衛隊10式戦車をつくる (3) 2015年 6/10 号 [雑誌]

週刊陸上自衛隊10式戦車をつくる (3) 2015年 6/10 号 [雑誌]

ちなみに、先にも書いたとおり私は2号から定期購読なので今回は創刊号だけのお話です…。

*1:ディアゴスティーニじゃないよ

*2:作れよ

*3:魅力半減

*4:ここ重要

*5:ここも重要

*6:てことは台座だけの号がしばらく続く時期があるのだな